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まず,放射線治療は多くの部位に適応されますので,受ける治療によっても注意点が異なります。担当医や看護師によく聞いておきましょう。
一般的な注意点として,特に通院治療をしている方に当てはまることですが,治療を休まないことが大切です。
, 仕事や家事などがたいへんでも,治療を中断してはいけません。放射線治療は1ヶ月にわたり続くため,1日や2日休んでもよいのではないかと思うこともあるかもしれませんが,これは大きな誤りです。
がん治療に必要な放射線量は決まっており,放射線量のわずかな違いが正否を決定することもあります。
放射線治療は,同じ場所に再発した場合,細胞がダメージを受けているため,二度目の照射は不可能です。
治療計画に基づいた指示に必ず従い,1日も休むことのないようにしましょう。
入浴は医師の許可があれば,かまいませんが,皮膚のマーカーが消えないように注意し,マーカーのまわりは石けんで洗ったり,こすったりしないように注意しましょう。
照射部位の皮膚は傷つきやすくなっています。衣服は,清潔で肌に刺激の少ないものを着るようにし,皮膚がこすれて刺激をうけないようにしてください。
また,治療中だけでなく,治療後も,放射線を当てた部分の日焼けをしないようにしましょう。紫外線は皮膚炎を悪化させることになります。
治療後,時間が経過しても肌へのダメージは残っています。治療中は日傘,その後は日焼け止めなども使い,肌のケアをこころがけてください。
喫煙はのどの粘膜を刺激するだけでなく,放射線治療の効果を落とすと言われています。できるかぎり禁煙をしてください。
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