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甲状腺がん

   
  甲状腺がんの特徴甲状腺の機能
 甲状腺がんには乳頭がん,濾胞がん,髄様がん,未分化がん,そして悪性リンパ腫の5種類があります。

 甲状腺がんの特徴はがんの種類によって全く性質が異なるという点にあります。一口に甲状腺がんといっても,生命をおびやかさないものから生命をおびやかす悪性度の高いものまで,色々なものがあります。


 甲状腺は,のどぼとけの直ぐ下に位置する内分泌器官です。蝶が羽を広げたような形をしており,長さは4センチ程度で,重さは15〜20グラムほどです。

 甲状腺はホルモンにより人体の成長をつかさどり,成人になると,全身の細胞の基礎代謝をつかさどる「サイロキシン」と「トリヨードサイロニン」という2種類の甲状腺ホルモンを分泌します。

 これらのホルモンは人体の成長にとって不可欠であり,胎児期や幼児期にこのホルモンの分泌が低下すると,臓器や人体の成長が遅れます。
 
   
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  甲状腺がんの原因
 甲状腺がんの大部分は原因が不明ですが,それでも一部は解明されています。一つは幼少時期に顔や首に放射線治療を受けた場合です。

 幼少期には放射線治療による被ばくだけでなく,エックス線写真撮影や放射性ヨードの経口摂取の回数が増えすぎても甲状腺がんの発症の原因にもなります。

 放射線ヨードは甲状腺がんの治療にも使われますが,甲状腺の正常細胞に多く取り込まれすぎるとがんにもなるという毒にも薬もなる性質があるといえます。

 チェルノブイリでは,原子炉の爆発による大量の放射性物質の飛散と住民の避難やその対応が遅れたため,小児の甲状腺がんが増加しました。

 現在,福島第一原発の事故により,小児甲状腺がんが増えるのではないかという不安がひろがっています。
 
 甲状腺にとりこまれた放射線線量を測定できたのは一部の人で,そのデータから専門家の見解ではそれほど心配する必要はないということですが,
発がんするまでは数年以上はかかるため,今後も注意が必要です。


 甲状腺がんのもう一つの原因はDNAによる遺伝です。甲状腺がんの中でも髄様のがんは,遺伝する家系があるといわれています。

 
   


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  甲状腺がんの種類と生存率
 甲状腺がんは,がん細胞の組織の違いにより,以下の5種類に分けられ,それぞれ悪性度や生存率もも大きく異なります。

  乳頭がん   
     甲状腺がんの80〜90%がこの乳頭がんで,乳頭がんは甲状腺ホルモンを分泌する高度に分化した濾胞上皮細胞ががん化したもので,分化がんと呼ばれます。
 
 一般に分化の程度の高いがんほど悪性度は低いのですが,このがんも例外ではなく,悪性度が低いため,転移も起こさず,成長速度もゆるやかです。
 
 この乳頭がんの10年生存率は約85%で,がんの中ではかなり生存率は高いと言えます。

 乳頭がんは,40〜50歳代に多く発症します。高齢で発症するほど,悪性度が高くなりやすいがんです。 
 
     
 
  濾胞(ろほう)がん   
     乳頭がんと同様に悪性度の低いがんで,甲状腺がんの約10%を占め,進行速度もゆるやかですが,乳頭がんよりも骨や肺に転移しやすいがんです。

 この濾胞がんの10年生存率は65〜85%で,甲状腺がんの中では乳頭がんの次に悪性度の低いがんです。
  
 
     
 
  髄様がん   
     髄様がんは甲状腺がんの1%しか占めない,まれながんです。カルシトニンと呼ばれるホルモンを分泌する傍濾胞細胞ががん化したものです。

 この髄様がんもあまり悪性度は高くなく,多くは遺伝性のものであると考えられています。このがんの10年生存率は約60%で,比較的おとなしいがんです。
 
     
 
  未分化がん   
      甲状腺がんの中では約2%を占めるまれながんですが,悪性度は最も高いがんです。このがんは乳頭がんの細胞が変異を起こして,このがんに変わると見られ,特に高齢者に多いがんです。

 この未分化がんの進行度は非常に早く,3年生存率でも10%以下,5年生存率でも5%以下で,再発の可能性も高いがんです。
 
     
 
  悪性リンパ腫  
     甲状腺には,もともとリンパ組織はありませんが,リンパ球が浸潤していくことで,悪性リンパ腫を発症することがあります。

 甲状腺原発の悪性リンパ腫は,悪性リンパ腫全体の約1〜2%を占め,甲状腺原発悪性腫瘍の2〜5%を占めます。

 甲状腺の悪性リンパ腫は橋本病を基盤として起こることが多く,悪性リンパ腫の患者のなかで80%が橋本病を合併しているという報告もあります。


 このがんの5年生存率は5%〜85%と大きな幅があります。これは人によって悪性度が大きく異なるからです。 
 
       
 
 
  甲状腺がんの発症の高リスク要因
  女性
    甲状腺がんの発症率は女性が男性の約5倍と高くなっています。 
     
  60歳〜70歳代
     甲状腺がんの発症率のピークは60歳〜70歳代で,他のがんとは逆に,高齢者になっての発症した人ほど悪性度が高いといわれています。 
     
  子どものころに頭部は頸部に強い放射線を浴びた人 
     
  家系に髄様がん患者がいる人 
     
   ヨード(ヨウ素)を過剰摂取したり,ヨードの摂取の少ない人
     ヨードは海藻などに多く含まれ,摂取過多になると甲状腺腫になりやすくなります。
 ただ,海藻などからヨードを過剰摂取した場合は良性の腫瘍が多く,不足すると悪性の腫瘍になりやすいといわれています。
 
 
         
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脳腫瘍の症状
 甲状腺がんの初期症状は首のしこりや腫れです。このしこりは痛みや異物感はなく,のどに触れて見つけたり,鏡を見て異常に気がつく程度です。

 甲状腺がんも進行するとリンパ節へ転移しますが,首のリンパ節へ転移すると,リンパ節が腫れますが,それから発見されることもあります。

 さらにがんが進行し,腫瘍が大きくなると,食道が圧迫され,物を飲み込む時につかえるような違和感を感じることもあります。

 やがて甲状腺から周囲の組織へと,がんが浸潤していくと
声帯がおかされ,声がしわがれたり,のどや気管にまで浸潤すると血痰がでたり,呼吸困難に陥ることもあります。 


 
     
甲状腺がんの検査・診断

触診
 甲状腺は普通,指で触れてもやわらかいものですが,甲状腺ががん化すると硬くなるため,すぐに異常は感じ取ることができます。

 大きなしこりは触診だけでも分かりますが,1cm以下の小さなしこりは触診だけではわかりません。

喉頭鏡検査
 喉頭鏡を用いて喉頭を観察します。喉頭鏡は細いチューブ型装置です。甲状腺がんが,声帯を圧迫することがあるので,声帯が正常に動くかどうかを調べるために行われます。

血液検査
 血液検査だけでは,甲状腺がんを発見することは難しく,他の検査と併用して検査を行います。

 甲状腺のみで作られているサイログロブリンという糖タンパク質は,甲状腺に炎症や腫瘍が発生すると血液中に多く出てきます。

 また,血中の腫瘍マーカー測定による甲状腺がんの診断は髄様がんのときには可能です。カルシトニンというホルモンやCEAというタンパク質の値が上昇します。ただし,乳頭がんなどのマーカーはありません。

超音波検査
 超音波検査では,甲状腺の中にあるしこりの形状や周辺への広がりを診断することができます。また,周辺のリンパ節の腫れなども調べることが出来ます

穿刺吸引細胞診(せんしきゅういんさいぼうしん)
 しこりの部位に直接針を刺して細胞を取り,腫瘍細胞の性質を調べます。特に麻酔の必要はなく,検査時間は15分〜30分程度です。

 上記の超音波検査とこの穿刺吸引細胞診で甲状腺がんの約95%までは診断できます。

CT検査
 甲状腺がんと診断されたり,手術予定になった場合,甲状腺がんが気道や気管に浸潤をしていないか,周辺のリンパ節が腫れていないかなどを検査します。

シンチグラフィ
 微量の放射線を用いた検査です。甲状腺乳頭がんは,ヨードを腫瘍内に取り込む働きがあります。

 したがって,ヨードの放射性同位元素を注射し,甲状腺の機能や転移などの情報を得ることができます。

 ヨードシンチグラフィーの代わりに,検査の簡便なタリウムシンチグラフィーを行うこともあります。 最近はPET検査が普及し,PET検査で,転移の情報などを得ています。


 
甲状腺がんの病期
乳頭がん濾胞(ろほう)がんの病期
病 期
(ステージ) 
 診 断 治療方法
 1期  がんの大きさは1cm以内で
甲状腺内にとどまっている。
 外科手術中心(葉切除術または全摘出術)。

 手術後,放射線治療(体
内照射)を行う。

 乳頭がんの1期では
経過観察のみ行うこともある。
 2期  45歳未満で,がんは甲状腺の外へ広がっている。

または45歳以
上で,がんの大きさは1cm以上であるが甲状腺内にとどまっている。 
 3期  45歳以上で,がんは甲状腺の外に広がっているが,頚部以外には及んでいない。

 リンパ節に転
移していることもある。 
 病巣の全摘出およびリンパ節郭清を行う。

 手術に,放射線治療(体外照射)
または化学療法を併用する。
4期   45歳以上で,肺や骨などへ遠隔転移している。   対症療法,緩和療法を行う。 

髄様がんの病期
病 期
(ステージ) 
診 断   治療方法
 1期  がんの大きさは1cm以内である。   外科手術(甲状腺全摘出術)を行う。
頚部リンパ節に広がっている場合は,
頚部リンパ節郭清を行う。  
 2期  がんの大きさは1〜4cmである。 
 3期  がんはリンパ節に転移している。 
 4期  遠隔転移している。   化学療法などの対症療法,緩和療法を行う。 
 UICC TNM 分類

 
   


 
       
      甲状腺がんの治療
 甲状腺がんは手術による治療成績が良好ながんです。甲状腺がんは種類によっても治療方針は大きく異なります。また進行度も考慮にいれなくてはなりません。

 腫瘍の大きさにより,甲状腺の片側だけを切除する「葉切除術」と一部を残して甲状腺を切除する「亜全摘術」,そして甲状腺全体を切除する「全摘術」があります。
 
 
 

乳頭がん
 
このがんは成長速度がゆるやかなので,腫瘍が1cm以下の場合,すぐに手術する必要はなく, 経過観察をして,1cm以上になるようでしたら手術を行います。

 この乳頭がんが1cm以上の大きさで発見されたときは一般的には切除します。ただし,切除する範囲に関しては,施設によって異なることが多いようです。 検査でリンパ節の腫れが見られた時はリンパ節を郭清します。

 この乳頭がんは高齢者の場合,悪性度が高く,治療方針も異なってきます。腫瘍が気管や神経まで浸潤している場合は気管や神経まで切除します。

 さらに,肺に転移している場合も多く,一部の人には骨にも転移が見られます。その場合,甲状腺切除後に放射線ヨード療法,抗がん剤治療,放射線治療を併用します。

 放射性ヨード療法とは,放射線ヨードを経口摂取することで,手術で切除しきれなかった甲状腺のまわりのリンパ節転移も破壊するという治療法です。


甲状腺がん治療のガイドライン(乳頭がん-癌研病院の場合) 
 
 がんサポート情報センター資料より(※リンパ節郭清は術前検査による明らかなリンパ節転移の範囲に応じて行う
 


 
 濾胞がん  

 濾胞がんは周囲の臓器やリンパ節に転移することは少なく,他の臓器に転移さえなければ,大部分が手術で治ります。

 濾胞がんは進行速度はゆるやかですが,骨や肺などに遠隔転移を起こしているか,いないかで手術も異なります。

 右図のように遠隔転移がない場合,甲状腺の片側を切除する腺葉手術になります。

 手術後5〜10年間は血中サイログロブリンが異常に上昇しないことを確認します。

 また,遠隔転移がある場合ですと,甲状腺の全摘手術になります。


 その後は放射性ヨードによるシンチグラム検査を行い,転移した状態の診断をします。

 そこで,あらためて放射性ヨードを服用して転移したがんの治療を行います。

 濾胞がんの場合遠隔転移をしても進行は遅いことが多いのですが,完全に治すことは難しいといわれています。

 
 甲状腺がん(濾胞がん)の治療ガイドライン
甲状腺がんの治療ガイドライン(濾胞がん)
      がんサポート情報センター資料より 


 
    髄様がん 

  髄様がんには遺伝子(RET遺伝子)の突然変異が原因の遺伝性のものと,遺伝に関係ない散発型のものとがあり,血液の遺伝子検査で診断できます。

 遺伝性の場合,甲状腺の両側腺葉(りょうそくせんよう)にがんができるので,甲状腺全摘手術が必要です。

 リンパ節転移が予後を悪くするケースが多いので,リンパ節郭清も行います。遠隔転移が見られる場合には抗がん剤治療などが行われます。

 予後は乳頭がんや濾胞がんなどと比較するとあまり良くありません。

 
       
    未分化がん・悪性リンパ腫 

 すでに述べたように,未分化がんは悪性度が高く,手術だけでは対応できないことが多く,放射線治療,抗がん剤などを組み合わせて治療を行います。

 抗がん剤はアドリアシン(ドキソルビシン)とシスプラチン(ブリプラチン),エトポシド(ラステッド)の3剤併用や最近ではタキソール(パクリタキセル)と放射線治療を組み合わせたり,他の抗がん剤の組み合わせも行われています。

 悪性リンパ腫が甲状腺にできた場合,抗がん剤と放射線による治療が中心ですが,ひとりひとり悪性度が異なるため治療法も異なってきます。

 
 
   

 
       
    放射線治療
 
 甲状腺がんの放射線治療の方法は体の外から照射する体外照射と,体の内側から照射する体内照射という2種類があります。
 
 すでに述べましたが,体内照射ではヨウ素の放射線同位体(ヨウ素131)を経口摂取し,甲状腺がんの細胞を破壊するという方法があります。

 これは甲状腺細胞がヨウ素を取り込む性質を利用したものです。これが甲状腺がんの体内照射ですが,この方法は甲状腺を全摘した患者に行われるものです。
 
 この理由は甲状腺がんの他に,正常な甲状腺の組織が残っていると,投与されたヨウ素131の大半が甲状腺正常細胞に取り込まれてしまい,がん細胞への蓄積が見られず,抗がん効果が見られないだけでなく,正常細胞が破壊されてしまうことにもなるからです。

 つまり,このヨウ素131を利用した体内照射は付近のリンパ節などへ転移した甲状腺発のがん細胞を破壊するためのものです。
 
 甲状腺がんの放射線治療の副作用として,のどの傷みや嚥下困難が見られます。しかし,これらの副作用は一時的であることが多いようです。

 また,福島第一原発事故で話題になった「安定化ヨウ素」とは,放射線を出さないヨウ素(ヨウ素127)を製剤化したもので,甲状腺細胞をこのヨウ素で満たしておくことで,放射性ヨウ素131を取り込まないようにすることができ,体内被曝を予防できます。
 
 
   

 
         
    抗がん剤治療
 甲状腺がんの抗がん剤治療はがんが頸部リンパ節以外の部位にまで転移している場合に外科手術との併用されます。また,4期の患者の対症療法,緩和療法としても行われます。
 
 甲状腺がんの抗がん剤治療に関しても、他のがんと同様に複数の抗がん剤を組み合わせて使用されます。

 使用される抗がん剤としてはシスプラチン,ドキソルビシン,エトポシド,フルオロウラシルなどの抗がん剤があり,こられをいくつか組み合わせて使います。

 この中でドキソルビシンが,甲状腺がんには最も有効性が高いと言われていますが,単独でのがん縮小率は45%程度といわれています。

 この抗がん剤とて,何度も抗がん剤を使用すると,がん細胞は抵抗性を身につけ,効力が低下しますので,量に関してもうまく調節しなくてはいけません。

 甲状腺がんの場合,これらの抗がん剤治療がどの程度の効果があるかという点に関しての評価は明らかになっていません。

   
         
   

 
         
    免疫細胞療法
  
免疫細胞療法は患者自身のリンパ球などの免疫細胞を体外で増加させたり,または活性化させることでがん細胞に対する攻撃力を高めようとする治療方法であり,血液が通うところならどこでも効果があり,副作用もほとんどなく,甲状腺がんをはじめ,どのようながんでも適用できます。
 
 さらに,手術,放射線,抗がん剤と併用することも可能であり,特に放射線治療や抗がん剤治療などは副作用を和らげる効果も期待できます。

 現在,免疫細胞療法は活性化させる免疫細胞の種類により,いくつかの方法があり,治療法も新しいものが考案され,奏効率も向上しています。詳しくは免疫細胞療法のページをごらん下さい。  
 
   
         
         
   

 
         
    甲状腺がん 術後のケア
 甲状腺の全摘手術を受けた場合,術後に甲状腺ホルモンを補充する必要があります。甲状腺ホルモンは人体の基礎代謝を調節する重要なホルモンです。

 手術で甲状腺を切除しても甲状腺が半分程度残っていれば甲状腺機能の低下はあまり心配する必要はありませんが,もともと橋本病がある場合は,若干の甲状腺機能低下が起こることがあります。


 甲状腺の機能が低下すると,むくみ,冷え性,体重の増加が見られたりします

 また,昆布などの海藻類にはヨードが含まれていて、甲状腺機能を低下させる作用があるので,甲状腺の切除によって甲状腺機能が低くなった人は,昆布などに含まれるヨードの過剰摂取に気をつける必要があります。 

 退院後は当初は3ヶ月に1度,その後は半年に1度,そして1年に1回は必ず検査を受け,再発の早期発見に努めると共に,甲状腺ホルモンの低下を監視する必要があります。 

   
         
   
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